研究会概要
私ども東海腎臓病栄養食事研究会は腎と栄養に関する幅広い学習・研究を行うことで,東海地区の患者さまへの治療の一端を担う立場として,医療に貢献することを考え,腎疾患領域で活躍する管理栄養士(栄養士)の結束と質の向上を図ることを目的としまして,平成21年11月20日に発足いたしました。発会当初95名ご入会いただき,現在会員数116名を数えます。
そもそもの発会に至りました経緯は,私ども管理栄養士(栄養士)の施設配置数は多くなく,少人数で奮闘しているのが実状ですので,それぞれの施設間の情報を共有し,共に高め合うことができる場(研究会)を持つことにより腎の栄養管理に役立てたいという想いからであります。
現在の活動内容は,年2回の研修会と管理栄養士(栄養士)の視点での研究グループ活動を行っています。研究グループは,「CKDステージ3・4・5の栄養管理の研究」「論文抄読から研究方法を学ぶ」「血液透析患者の5年毎の栄養状態の評価」です。また,一般市民への啓蒙活動といたしまして「あいち県民健康祭」で,愛知腎臓財団の「塩分チェックコーナー」の担当もしております。
今後,研究会活動を通し,管理栄養士自身が感じております栄養上の疑問や矛盾を検証していきたいと考えております。新たな研究活動を希望する会員には,別のグループを作り,栄養・食事療法を客観的なデータをもって検証していく活動を共に展開したいと考えます。
本会の趣旨をご理解いただき活動にご賛同戴けます管理栄養士の皆さま,是非ご入会いただきますよう,よろしくお願い申し上げます。ともに,腎の栄養管理の充実を図りましょう。